2009/12/10
愛か、仕事か。
私の父は、35年間、市役所の守衛士として働いていた。
政治からスポーツ、芸能まで博学で、文才もあり、娘から見ても頭のいい人だが、7人兄弟の末っ子だったため、食い口を減らすために中学を出てすぐにでっち奉公に出された、苦労人だ。
20代のとき、たまたま市役所の業務士(いわゆる掃除のおじさん)として採用され、その後、守衛士になり、定年まで地味に勤め上げた。
母も貧しい家庭に育ち、5人兄弟で唯一の女子だったため、小さい頃から働く祖母のかわりに家事をこなし、同じく中学を出て小さな洋裁店などで働いていた。
市役所の食堂で働いていた頃、父と知り合い、はたちで結婚。
22で私を産んだ。
そん 続きを読む…
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