確定申告する側に回った「マルサの男」
鳥谷のスペシャルインタビューも掲載していただいている「役人廃業.com」というサイトに、元国税局職員で珈琲ショップを開業されたご夫妻の体験談がアップされていました。
とても印象に残るインタビューでした。
―転職後、公務員時代と一番違いを感じることは何ですか。
“ありがとう”といってもらえるうれしさ。
(税務職員には無縁のこの言葉!)
わかるー!!
私も公務員時代の14年間、市民の方に苦情を言われてもお礼を言われた覚えはありません。
税務職員ならなおさらでしょう…
今は、スピ塾生の「成功しました!この塾のおかげです!」や、講演先の方々の「ためになりました!ありがとうございました!」の言葉が何よりもありがたい♪
フリーになった方ならみな感じている喜びでしょう。
固定給や役人という肩書きや恵まれた福利厚生を失う代わりに得た、宝物です。
―公務員を辞めた人の中で、起業という道を選ぶ人は少なくありません。役人廃業から起業することについてのご意見をお聞かせください。
はっきり申し上げて、公務員の組織の中でさえ頭角を現せないようでしたら、起業されても成功の道は遠いと思います。
そのとおりだと思います。
この方は、高卒でマルサに抜擢されています。
相当優秀だったのでしょう。
写真を拝見しても、人が自然と集まるような温かさのある、笑顔の素敵なご夫妻です。
自分は役所は向いていない、ここでは能力は発揮できない、という理由で辞める人もいますが、優秀な人はどんな環境にいてもいい意味で目立ってしまうもの。
華というものでしょうね、人間としての。
それが時に嫉妬を買い、足を引っ張られることもある。
そういう意味で、こんな低レベルな環境にいるべきではない!と感じたら即行辞めるべきですが、ただ単に評価してもらえないということなら、今一度自身を振り返った方がよいでしょう。
―では最後に、「役人廃業」を目指す公務員の後輩たちに、何か一言お願いします。
安定していることは言い換えれば終着点が見えているということです。
公務員だった時の上司の退官時の言葉に“つつがなく40年間を勤めることができて良かった”というのがありました。
何とつまらない人生だと感じました。
私たちは、やらない後悔よりもやった反省のほうがいいと考えて道を選びました。
そして今、人生を2度楽しんでいます。
私が退職することを周りに言ったとき、「もう1年いれば、退職金が上がるのに…」という人がいました。
それもひとりじゃありません。
ありがたい忠告ですが、どうでもいいことでした。
「いいな〜私も辞めたいわ。でも20年勤めれば年金が…」
こういう人は一生辞められないでしょうし、辞めない方がいいでしょう。
それこそが役人の価値観だからです。
14年も回り道をしましたが、言い換えれば、この方がおっしゃるように、人生を2度楽しんでいます。
これからも、縁あってスピ塾にたどり着いたすべての方が、「人前で話せる爽快感」を手にするため、全力を傾けていきたい。
それが私の生きる道。


