シャンソンと私。
よく、「秀実さんにとって、シャンソンとは何ですか?」という質問をうける。私は「私にとってなくてはならない愛の歌。」と答える。
なんとも抽象的な言い方だと思っているのだけど、そうとしか答えられない。
私の思いや伝えたい祈り、「いのち」をすべて歌に託していたいし、またフランスで創唱された歌以外でも私はシャンソンとして表現している。
日頃、家や移動中に聴く音楽はクラシックやジャズなのですが、やはりシャンソンを聴き出すと何度同じ曲を聴いても、再び何かとりつかれたみたいに感動し、シャンソンの魅力にしびれてしまう。
ピアフはもちろん、ウ゛ォケールやグレコも良く聴くし、日本の歌手のシャンソンも聴く。素敵な日本語のシャンソンを聴くと、やっぱりシャンソンはいいなぁ…と思う。
日本人のシャンソンで、この人がいなければ…と心から尊敬する方に美輪明宏さんがいる。
私がずっと憧れてきた歌手。
美輪さんはずっとずっと長い間、苦しみも悲しみもシャンソンに変えて歌い続けてきた方。
私はピアフでシャンソンにめぐりあってシャンソン歌手になろうとしてから、美輪さんの歌にシャンソンに底力を感じてきました。
シャンソンは良く思われがちな、日本独特のおふらんす的な高貴なものではなく、人間の心の奥深くを歌うものである。と、私は美輪さんの歌を聴いてつくづくその通りだと思い、シャンソンは身近な音楽…といつも感じている。
高校生の頃、渋谷のジャンジャンという小劇場での美輪さんのコンサートに伺っていたのだが、コンサートが終わって美輪さんとサインと握手をして頂いたときの感激はずっと忘れずにいる。
私にとって神様みたいな存在の美輪明宏さん。シャンソンの素晴らしさを教えて頂いた事に心からの感謝をしています。


