地震の、後。
5月12日に中国で発生した大地震。
いろいろな方々から「そちらは大丈夫?」と連絡を頂きました。
ありがとうございました。
震源地は四川省でしたが、広大な中国の半数の省が揺れました。
広東省では揺れも感じず、いつもどおりの生活が送れています。
発生からもうすぐ4週間になります。
まだまだ瓦礫の下に数万人の人々が埋められており、
最終的には死者は9万人にのぼると言われています。
犠牲者の方々、救助活動で亡くなった隊員の方々の
ご冥福をお祈りするとともに、
現地の方々の健康と安全の確保を心から願います。
* * *
午後の授業がちょうど始まるころ、14時28分。
生徒たちはみんな教室で席についていました。
地震が発生し、校舎はあっというまに崩れ生徒と先生を飲み込み、
建築物として面影も無いほどの瓦礫の山に。
瓦礫のあちこちから、不自然な形で子供の足や手が
無数に飛び出していました。
救助隊も、涙を流しながら作業をしていました。
瓦礫の山と化した校舎の周りでは、子供を捜して泣き叫ぶ
お父さんやお母さんの姿。
彼らの子供たちは、そのほとんどが
「独生子女(ドゥセンズゥニュゥ=一人っ子)」です。
* * *
地震の後。
<本来の法律に基づき、一人っ子の子供を地震で失った夫婦は、
また子供を生んでよい>という発表が出されました。
本来そういう法律だったことを改めてお知らせしたまで、
ということらしいのですが。
受け取る側によっては必要以上に無機質に響くかもしれません。
* * *
ところで、今回の地震を通じ、中国でとても有名になった
1枚の写真があります。
(写真:中国のウェッブサイトより転載)
日本の救助隊が、発見した一人の遺体の前で黙祷をささげる様子。
インターネット上で一躍有名になり、多くの議論を呼びました。
「死体に対しても人間として敬意を払う日本人の精神に感動した」
というのが大多数の意見。
「単なるパフォーマンスに過ぎない」という少数の意見もあったようですが、
13億人もいて、歴史的な感情の溝があれば、色々な意見が出ても仕方ありません。
要は、外野でどう言われようと目の前の事態に誠心誠意を尽くす、
という姿は尊いな、と。
個人的にはそう思いました。

