とにかく値切って。
中国でよく耳にする言葉、
「討价還价(タオジャァ フゥァンジャァ)」。
値段のかけひきのことです。
中国では、売り手と買い手のコミュニケーションとして
値引き交渉を楽しむ感覚があるようです。
一方、ビジネスシーンでも価格交渉は腕の見せ所です。
高く売ったもん勝ち、安く買ったもん勝ち。
中国語をゼロレベルから始めた我々も、
半年後には教科書でこんな例文を学びました:
客 「この靴下いくら?」
店 「30元。輸入物のシルクですからね。」
客 「安くしてよー、15元!」
店 「ダンナにはまいったなぁ、じゃぁ20元!」
・・・
夫 「はい、おまえにプレゼント。シルクの靴下だよ。
値切って20元で買ったんだ!」
妻 「あら、その靴下、うちの妹は10元で買ってたわよ。
しかもそれ、シルクじゃなくてナイロンよ!」
夫 「え!だまされた!」
教科書の例文にしては、やけに生々しい会話ですが、
それが中国で生活する上で必須学習事項なのだと
実生活が証明してくれるのでした。
* * *
広州の、とあるブランドもどきショップで、
ふと目にとまったモンブランもどきのボールペン。

「多少銭?(ドゥォーシャオチェン?いくら?)」
と聞くと、35元(525円)とのこと。
ちょっと星マークもどきがついてるからって、
そのボールペンで35元はないでしょ~、と値段交渉。
結果、5元(75円)で交渉成立。
最後にお店の人から
「アンタ値引き交渉できるわね~エライエライ!」
とほっぺをなでなでされたのでした。
最初にぼったくろうとしたのそっちだろうがっ!と思いつつも
とりあえず褒められたので何か嬉しい気分。ウフフ。
家に帰って5元のボールペンを
満足気にながめていたら。
あ・・・キズもの。
ニセモノのキズものに5元か、まだまだ修行が足りんな。
なのでした。
