芝の種子の発芽率を上げるには!
芝の採種は初めていますが、市販のノシバに比べて発芽処理がされていないので、発芽率を上げる工夫が必要だとわかってきました。種苗会社の方に聞くと、詳しくは教えられないが、薬剤処理をして発芽率を高めているとのことでした。
そこで、発芽率の向上させる方法を考えることにしました。
1、薬剤処理 これについては50年前の論文の中にありました。水酸化ナトリウム液0.5%に24h浸種すると発
芽率が向上するとありました。
2、若草山の山焼きがひょっとしたら種子の発芽に関係しているのかな?と生徒との話しの中で思いつきました。理由は昨年KNCでのノシバの発芽が6月・7月・8月と気温が上昇するにつれて発芽日数が短縮され、発芽率も向上してきたことがヒントとなりました。気温の上昇とともにKNC内の温度も50℃近くなったにも関わらず発芽率を向上させるということは、熱による崔芽促進効果があるのではと考えました。
そう思って調べてみると、熱発芽種子と呼ばれるものがあり、硬実性の種子であるハギの場合70℃の温水に数分浸種することで休眠が破られ100%近くの確立で発芽するということがわかりました。この論文は野火や山焼きによる植生の効果という論文で、若草山の山焼きも芝種子の発芽に関係しているのかな?と思ったのはこのことからでした。採種した種子を70℃・80℃・90℃で数分間浸種して発芽率が改善されれば、ノシバの種子も熱発芽種子とよべるのかな?と考えています。
3、別の文献に「植物の煙と種子の発芽」というテーマです。山が野火で焼けると、その後に植物が驚くべき速度で発生してくる。それはどのような理由で緑が回復するのか!という内容でした。その文章の中で土中には埋土種子があって、野火によって地上の植物が焼失すると発芽してくる。発芽には休眠している種子が何らかの刺激を受ける必要(スイッチ)があり、この論文では燃える植物の燻煙がその刺激だと考えて、煙りを水に吹き込んだ(木酢液のようなもの)水溶液に一定時間漬けると発芽しやすくなるというものでした。
上記の3つがノシバの種子の発芽率向上のカギだと考えています。
それと採種した種子の充実度も発芽には影響しますので、塩水(80%液)に漬けて、充実した種子を得る塩水選も合わせて実施しようと生徒達と考えました。
※今日は遠足でした。15時30分に帰校して、今実験の準備をしています。今日も遅くなるのかな~
