2008/05/05
ノシバの無覆土発芽技術!
今年の研究テーマの一つに「地産地消の屋上緑化」があります。若草山の芝採種も芝の花の観察もその一つです。でもこの研究をしようと思ったきっかけは、KNC(Katsura Nursery Case)を利用した、無覆土発芽技術です。写真は播種後12日目のノシバの発芽状態です。覆土せずしっかりとマットに張り付いています。発芽率も本来は30%ですがごらんのとおりです。

この技術を使えば3ヶ月という短期間で芝マットが作れます。
でっ何で地産地消かというと、日本で販売されているノシバの種子はすべて中国かアメリカで生産されているものです。考え方によっては、どこの芝かわからないし、品種改良されているかもしれない。それが氾濫すると風媒花粉である芝の花粉が拡散して、場合によっては交雑が発生します。これを遺伝子撹乱といいます。ですから緑化する地元の種子を採種してマットに短期間で育成して、それを屋上に利用するという方法を考え付きました。
例えば京都の御所の近くの建物には、御所のノシバを利用した屋上緑化をするとかということを考えています。もちろん自生地があれば、その芝を利用して屋上緑化することも可能です。
この研究をしていてもう一つ気がついたことがあります。ノシバの種子の発芽適温は普通植物に関わる人の常識を超えて高いのではないかと思います。昨年の夏KNCの温度45℃前後ありましたが、ノシバは元気よく4日ほどで発芽しました。通常の種子では発芽出来ない温度です。
次はKNC(Katsura Nursery Case)とはなにかを書きたいと思います。
0 コメント
