爆裂に美味いフィレンツェ名物『ビステッカフィオレンティーナ』の『焼き』の謎に迫る!!!

こんにちはレンギインターナショナルの岩城あいで~す!!!
意外にも!?大反響!!待望の肉の『焼き』続編です。
コメント以外にも、メールや電話での問い合わせが殺到し、ホントに大ビックリです。
私が出会ったイタリアン、とりわけトスカーナ料理名物、
爆裂に美味い『ビステッカフィオレンティーナ』の実態に迫ります!!
結論から言うと、オリーブの木の枝で『焼き上げる』です。
つまり、イタリアンの肉の『焼き』の真髄は、『薪』で丁寧に焼き上げるのです。
実際、薪で丁寧に焼き上げられた肉には、香ばしさと爽やかさが織り成す、抜群に食欲をそそる『焼き』の風味があります。
そのため、もはやオリーブオイルすらも要らない、ソースなんてもってのほか!の風味絶佳な『焼き』を堪能できます。
肉と薪とスモークのハーモニー、こんなに心地よく、こんなにも心に響く深く広い味わいがあったなんて、イタリア人の嗅覚と味覚には本当に脱帽です!
まるで原始の時代に肉を『焼く』ことを覚えた人類の感動に触れるような、非常にプリミティブな感覚によって脳が揺さぶられる程の素晴らしい体験でした!!!!!
日本では明確に説明されていませんが、フランス的なローストの『焼き』に対してイタリアは薪の火と香りで焼き上げる『焼き』という明確な違いが挙げられますね。
この違いが、食べ方の違い、つまりソースアリかソース無しに直結します。
イタリア人のほうがフランス人よりも『焼き』フレーバーに食欲を見出す人種と言えます。
ここで、確認しておきますが、フランスの炭焼きは正直今回のステージに立つほどのクオリティーはありませんので、バッサリ省略します。
ところが、実際のフィオレンティーナ(フィレンツェ人)は、残念ですが、もはやアメリカ人同様、肉の煤けて焦げた味を好む人が増えてきたというか、あまりにも当たり前の日常の料理なので鈍感になってきているのか、こだわって食べている人が少なくなってきたように思えます。
結構年配のフィオレンティーナの人々もしくは本当に食を愛する人とはその点でとても話が合うのですが、本来のフィレンツェの味が失われてきているのも現実です。
で、私の仮説ですが、昔は自宅の暖炉の薪でビフテキを焼いていて、その薪のフレーバーが最高の調味料であったワケです。そしてそのフィオレンティーナのスタイルが定着しましたが、その後、ガスや電気に置き換わり、レストランもほとんどがガスになったわけで、シンプルに肉を焼くという調理法はそのままで、本来の薪の『味わい』が失伝してしまった。
なので、日本でも最近よく『グリル』を謳い文句にしたリストランテが増えてきましたが、焼くということは本のレシピに載っていますが、さすがに『焼き』フレーバーまでは伝えきれてなかったようです。
「味わう楽しみ」を伝えないで、調理法のみの料理本が多いのも、こう考えると一皿の本当の魅力や味わいの背景を伝えて切れていない原因かもしれませんね。
皆さん、いかがでしたでしょうか?
イタリアの『焼き』の醍醐味を知らない人生は、ワインの無いイタリア料理みたいなものですね。
是非、フィレンツェお越しの際は、すごいビステッカフィオレンティーナにチャレンジして見てくださいね。
お勧めのリストランテは『Bibe』、フィレンツェ郊外にあります。超老舗で、とっても家族的な店内も素敵なお店です。
また個人的に贔屓にしているお店は、
『THE FUSION BAR』
サルバトーレフェラガモ ファミリー直営のGALLERY HOTEL ART内のバーリストランテもお勧めです。シェフのエマニュエーレさん、とってもやさしく、いい腕をしています。名物はフォアグラのお寿司とゴルゴンゾーラチーズの白味噌スープです。2003年のイタリア全土の「ベストバー」にも選ばれた実力派です
